- いろいろなところで話題になっていますが、当の現場では、あまり話題にのぼりません😅それだけバタバタしているということです。この記事で、少しでも知ってもらえたらと思います。
- まずは、成立したときのことを振り返ってみましょう。
- 当時、情勢に応じて日教組書記長談話が出されていますので、そこから。
- 2007年04月06日「教育関連三法案」の閣議決定および国会提出に対する日本教職員組合書記長談話
- https://www.jtu-net.or.jp/statement/discourse/post_6/
- 安倍政権による教育関連三法案の「改正」の一つとして、免許更新制度が導入されようとしました。
- 教育基本法「改正」:「我が国と郷土を愛する心」
- 地教行法「改正」:国や都道府県が市町村教育委員会へ指導する権限教科
- 教員免許法「改正」:免許更新講習義務付け
- 制度が作られるときはだいたい、答申というものがだされたりします。この当時も中教審において、これら3つの「改正」について議論が行われ、答申が出されています。なんとこれが、一般的には考えられないくらい、短期間、1ヶ月くらいで答申がだされたそうです。
- 書記長談話では、次のように警鐘を鳴らしています。
- 教育関連三法は学校現場に直結する重要な法律である。国会では、「子どもたちを社会の主権者としてどう育むのか」「免許更新制が教員の資質向上に資するものであるか」「教育活動にどのような影響を及ぼすのか」など、あらゆる角度から教育現場の課題を検証し、実証的なデータにもとづく分析をもとに慎重に議論をすすめるべきである。国会の場では、一法、一法を十分に審議し、与党の政治的な思惑で「改正ありき」と拙速な結論を出すことは断じて許されない。
- 2007年05月17日 衆議院特別委員会における「教育関連三法案」の採決に対する書記長談話
- https://www.jtu-net.or.jp/statement/discourse/post_9/
- その後国会での審議も「もう50時間もやったやん」といって、けっこう無理やりに採決。衆議院では特別委員会にして毎日議論したけど、参議院は文部科学委員会での議論にした。参議院で特別委員会にすると、輪番で議長が野党になるからだそうです。
- 参考人の話でも否定的な意見も出ていました。
- 現場だめじゃん → だから「教育改革」=管理強化
- 2007年04月06日「教育関連三法案」の閣議決定および国会提出に対する日本教職員組合書記長談話
- 当時、情勢に応じて日教組書記長談話が出されていますので、そこから。
- 廃止への経過
- 教員免許更新制についての調査であきらかになった次のことがきっかけとなったようです。
- https://reseed.resemom.jp/article/2021/07/06/1880.html
- 選ぶ基準が会場の人が多い
- そりゃそうです。30000円の自己負担に加えて、旅費や宿泊費まで負担することになるわけですから。都会だと選択肢もまあまあ多いですが、地方になればなるほど、お金がかかるということですよね。
- 受講内容が役立っていると思っている人が少ない/講習自体への満足度が低い
- これを請け負う大学側にしても、モチベーションがあがっていないという話も聞きます。ぼくの感覚だと、特に必修講習は内容が指定されていて、基本、上の理念の刷り込みなので、大学側も、教員側もモチベーション上がりません。
- 講習が早期退職のきっかけになるという人とならないという人が拮抗
- 55歳で30000円払って、その後定年。今後続けていれば、定年間近に講習受けないといけないとかいうことも想定されるわけですよね。すでに体力的にもきびしくなる時期なわけで、今の勤務条件下で、これがなくても、早期退職しようと思う人もいますしね。
- こんな結果になったのは、現場がわるい?いいえ、そんなふうにいつもすべてを現場の先生のせいというアセスメントで施策をうってきた政府の責任です。
- なんてことを、考え考え書いている尻から、次のような報道。
- https://resemom.jp/article/2021/07/14/62719.html
- こんなご意見も
- https://news.yahoo.co.jp/byline/maeyatsuyoshi/20210709-00247024/
- 教員免許更新制についての調査であきらかになった次のことがきっかけとなったようです。
- 学び続ける教員、そんな人であふれる組織にしたいのなら
- 私が採用された当時、年間数千円の研修用の図書購入ができた時代がありました。すぐにこの制度はなくなってしまいましたが、毎年、梅田の清風堂書店の教育書フェアに行ったり、教育書に強い天王寺のユーゴー書店に行ったことを思い出します。
- 新任の4年はなかなか学級が落ち着かず、授業崩壊状態だったときにも、先輩たちがやっていた、教育サークルに誘ってもらって、そのときに色々アドバイスをもらったり、「レポート書いてみ」と言われて、書いたことなんかもありました。
- 文科省や教育委員会は、少数の悪いことした教員への批判、うまく行っていない事例がセンセーショナルにとりあげられるごとに、過度に反応し、「わかりました」と自分たちのアリバイのための施策を打ち出してきたわけです。超過勤務はらわなくてもいいんだから、とにかく、「私たちはやれっていっているんですけどね・・・」という姿勢を貫いてきたわけです。というふうに、現場からは見えています。
- 今の現場は、一人ひとりの先生が言われたことだけこなすのに精一杯な状況です。
- 中学校なら部活動が慢性的な超過勤務がなくならない要因となっていますし、小学校でも次々と新しい教育内容がおりてきて、その研修が実施され、さらには、一人一台端末に関わっては途中の教育委員会が吸収している部分もありますが、まあまあの事務作業が(ところによっては膨大な)発生し・・・。
- そんな中ではなにか学ぼうなんて思えません。なら、もっと研修させようってなるのが、大間違いなんですよね。
- 時間を作って、互いに学びあえる環境をしかける。それが、管理職、教育委員会、文科省にめざしてほしい方向なんだけどなあというつぶやきでした。
2021年6月17日(木)に定期大会を終えました。
とは言っても、議決は後日書面での議決をしてもらうことにして
17日当日は、zoomで執行部からの提案や
組合員さんの討論などを聞いてもらう場としました。
多くの組織で例年の総会や定期大会が
書面を送って、それを見てもらって議決してもらう形をとっています。
でも、できるかぎり、執行部の熱や思いを伝えたいということで、
提案のみzoomミーティング、その後、書面による決議を回収するということにしたのです。
我ながら(書記長の提案ですが)、ナイスな方法でした。
その後の書面決議にも、何人かはメッセージや質問をつけてくれていたということも聞きまして、
それもうれしいことです。
これからも、いろいろとチャレンジをする執行部でありたいです。
定期大会でお話したあいさつを少し加筆修正して以下紹介します。
3つのキーワードについてお話します。
世間ではたまに、「組合が政治活動ばかりするな」という声を聞きます。
これは「政治活動をするな」とは違います。
わたしたちの生活や社会課題の解決は
政治と深く関わっています。
わたしたち教職員も一市民であるわけですから
政治にはできますし、参画するべきであるとも言えます。
で、今の政権を見たときに、
「精一杯やっているのか?」と思えるような、あまりの体たらく。
きっと、政権は安泰だと思っているのでしょう。
言い換えれば、選挙民のことを
ちょろいもんだ、次の選挙ももどうせ、「他よりましだから」って選んでくれるんだろ。
半分くらい選挙にいかないし、つながりのある人たちにたのんどけば選挙も大丈夫!
なんてふうに思っているのではないかと思います。
これは、あくまでも私個人の考えではありますが。
本日の大会に来られている方の多くは、
いろいろと考えて毎回の選挙に投票に行っておられることと思います。
しかし、それは政治参加の超基本だといえるのではないでしょうか。
もうちょっとなにかがいるのではないか?と思うわけです。
じゃあ、「もうちょっと政治に参加する」ってどんな感じなのでしょうか?
・候補者と一緒に「おねがいしまーす」っていう。
・選挙手伝って、電話かけて。
正直、そこまでは・・・って、なりますよね。
間がないんです。
間とはなにか?
・政治について考えて、近くの人と、語り合うこととか。
・集会に参加して候補者の意見を聴くこととか。
・NHK政権放送見るとか。
最近では、候補者がそれぞれどんな考え方を持っているかを表にしているサイトとか
ネットでもいろいろな情報があります。
ぜひ、そんなことを意識していきましょう。
そんな姿を、自分の子どもや学校の子どもたちに見せてほしいです。
「先生、選挙に行ってきました。とても大切なことだから」とか。
それで子どもに「立場を利用して政治的な指導をした」とかなりますか?
なりません。
しっかりと子どもたちに選挙や政治について語りましょう。
また、わたしたちの、勤務条件はすべて条例で決まっているわけです。
その条例は政治によって決まります。
そういう意味でも、政治に参加するということをわたしたち教職員の間で
しっかりと語り合いたいものです。
政治に参加するというキーワード。まず最初に共有したいと思います。
訴え続けるということ
【勤務条件課題について】
今年度、やっと土曜スクール事業が終わりました。
ぼくが、書記長になった年に提案があったものなので、
かれこれ、8年くらい前にはじはじまったものです。
当時、すでに、教職員の勤務時間はいっぱいいっぱいで、
年休どころか、夏季休暇さえ取り切れない人がいたり、
すでに、地域のぎょうじなどで、休日にも出勤(正式には出勤ではない)していたり、
もちろん、部活動によって、30日連続勤務している人がいたり・・・。
そんな状況で、「代休はとらなくていい土曜授業」を始めるなんて、
どう考えても、おかしな話だったわけですが、
結局最終的には、組合の「やるべきではない」という意見は無視して、
「管理運営事項だから」ということで、強行したわけです。
もちろん、交渉の中で
月に1回くらいやるという提案は、年3回程度になったり、
教職員の状況に配慮することなどを明らかにはしましたが。
それを、毎年の要求書でずっと要求し続けてきました。
市教委は「一定の成果をあげて、役割を終えた」という認識ですが、
その裏には、多くの教職員の生活への影響があるのです。
それを考えれば、その成果をうわまるのに十分な課題が起きていて、
それには十分対応しているとは言い難いというのが、
組合の認識です。
少し話がずれましたが、
長年、言い続けていなければ、おそらくこの「土曜スクール事業」も
「例年通り」で、まだ続いていたかもしれないのです。
【教育課題について】
教育課題については、言い方は悪いですが、面従腹背です。
もちろん、理想は、わたしたちの思いが管理部門にとどいて
適切な教育施策が行われることですが・・・。
もっとも大切なのは「現場に決定権がある」こと。
いかに、自分がめざす教育をなしとげるのか。
したたかに。
教育に正解はないんです。
もちろん、根本に「人権」という考え方は必要ですが、
それぞれ一人ひとりの教職員の関わりが子どもの糧になっていくものです。
最近は、そんな教職員の関わりをできる限り標準化、画一化しようとするような感じです。
教職んの関わりが画一的なものであるということはどうなんだろう。
今を安定して過ごすために「指導」が必要なことや「ばしっ」とルールにするべきこともあるとは思いますが、まずは、教職員一人ひとりの存在もそのまま認められている、そんな職場をめざしたいですね。
最終的にはバランスの問題になりますが、
これをを常に問い直したいと思います。
今、このバランスが、「管理的」な方に傾いていると思います。
あと、教育課題で言えば、
40人以上の学級なんとかしたいなあとも思います。
インクルーシブな教育をめざすにあたって、
こえるべき、一つの課題です。
市のレベルで、なんらかの対応をしてほしいところです。
【現場の「文句」を集めること】
市教委との調整は執行部がしますので、
現場は遠慮なく「文句」を言ってください。
一人ひとりの文句が課題に昇華します。
「私のわがままでは・・・」とか
「仕事できていないのは私だし・・・」とか
そんなことは、考えなくてもいい。
1人の文句の裏には、必ず組織の課題があるのです。
たくさんの声(未組合員も含む)を執行部に届けること、
それが組合員さんたちの役割です。
あきらめずに、訴え続けましょう。
組織の力
前項で述べてきた、勤務条件課題や教育課題についての活動、組合が果たしている役割や、
そこにともにコミットすることの意味を訴えたいです。
とにかく、声をかけること
今日のぼくの話の中でなるほどって思ったことを、一度、自分のことばで語ってみてください。
他にも今日、各執行委員から報告される内容を聞いていただき、広めていただきたいです。
とはいえ、忙しい中では、できるときに、できることしかできません。
まずは、今、みなさんが組合に加入しているという事実が、
大きな力になっているということを確認しましょう。
そして、できるときに、できることを、少しずつ。
執行部メンバーが100歩ずつ進むより、組合員の多くが「半歩」進むこと。
1人の100歩より、100人の一歩です!200人の半歩です!
1年で1人に1回「組合ってあるねんけど」って言ってみる。
それを200人がいえば、なにかが起こると思います。
ともに、がんばりましょう。
とは言っても、議決は後日書面での議決をしてもらうことにして
17日当日は、zoomで執行部からの提案や
組合員さんの討論などを聞いてもらう場としました。
多くの組織で例年の総会や定期大会が
書面を送って、それを見てもらって議決してもらう形をとっています。
でも、できるかぎり、執行部の熱や思いを伝えたいということで、
提案のみzoomミーティング、その後、書面による決議を回収するということにしたのです。
我ながら(書記長の提案ですが)、ナイスな方法でした。
その後の書面決議にも、何人かはメッセージや質問をつけてくれていたということも聞きまして、
それもうれしいことです。
これからも、いろいろとチャレンジをする執行部でありたいです。
定期大会でお話したあいさつを少し加筆修正して以下紹介します。
3つのキーワードについてお話します。
世間ではたまに、「組合が政治活動ばかりするな」という声を聞きます。
これは「政治活動をするな」とは違います。
わたしたちの生活や社会課題の解決は
政治と深く関わっています。
わたしたち教職員も一市民であるわけですから
政治にはできますし、参画するべきであるとも言えます。
で、今の政権を見たときに、
「精一杯やっているのか?」と思えるような、あまりの体たらく。
きっと、政権は安泰だと思っているのでしょう。
言い換えれば、選挙民のことを
ちょろいもんだ、次の選挙ももどうせ、「他よりましだから」って選んでくれるんだろ。
半分くらい選挙にいかないし、つながりのある人たちにたのんどけば選挙も大丈夫!
なんてふうに思っているのではないかと思います。
これは、あくまでも私個人の考えではありますが。
本日の大会に来られている方の多くは、
いろいろと考えて毎回の選挙に投票に行っておられることと思います。
しかし、それは政治参加の超基本だといえるのではないでしょうか。
もうちょっとなにかがいるのではないか?と思うわけです。
じゃあ、「もうちょっと政治に参加する」ってどんな感じなのでしょうか?
・候補者と一緒に「おねがいしまーす」っていう。
・選挙手伝って、電話かけて。
正直、そこまでは・・・って、なりますよね。
間がないんです。
間とはなにか?
・政治について考えて、近くの人と、語り合うこととか。
・集会に参加して候補者の意見を聴くこととか。
・NHK政権放送見るとか。
最近では、候補者がそれぞれどんな考え方を持っているかを表にしているサイトとか
ネットでもいろいろな情報があります。
ぜひ、そんなことを意識していきましょう。
そんな姿を、自分の子どもや学校の子どもたちに見せてほしいです。
「先生、選挙に行ってきました。とても大切なことだから」とか。
それで子どもに「立場を利用して政治的な指導をした」とかなりますか?
なりません。
しっかりと子どもたちに選挙や政治について語りましょう。
また、わたしたちの、勤務条件はすべて条例で決まっているわけです。
その条例は政治によって決まります。
そういう意味でも、政治に参加するということをわたしたち教職員の間で
しっかりと語り合いたいものです。
政治に参加するというキーワード。まず最初に共有したいと思います。
訴え続けるということ
【勤務条件課題について】
今年度、やっと土曜スクール事業が終わりました。
ぼくが、書記長になった年に提案があったものなので、
かれこれ、8年くらい前にはじはじまったものです。
当時、すでに、教職員の勤務時間はいっぱいいっぱいで、
年休どころか、夏季休暇さえ取り切れない人がいたり、
すでに、地域のぎょうじなどで、休日にも出勤(正式には出勤ではない)していたり、
もちろん、部活動によって、30日連続勤務している人がいたり・・・。
そんな状況で、「代休はとらなくていい土曜授業」を始めるなんて、
どう考えても、おかしな話だったわけですが、
結局最終的には、組合の「やるべきではない」という意見は無視して、
「管理運営事項だから」ということで、強行したわけです。
もちろん、交渉の中で
月に1回くらいやるという提案は、年3回程度になったり、
教職員の状況に配慮することなどを明らかにはしましたが。
それを、毎年の要求書でずっと要求し続けてきました。
市教委は「一定の成果をあげて、役割を終えた」という認識ですが、
その裏には、多くの教職員の生活への影響があるのです。
それを考えれば、その成果をうわまるのに十分な課題が起きていて、
それには十分対応しているとは言い難いというのが、
組合の認識です。
少し話がずれましたが、
長年、言い続けていなければ、おそらくこの「土曜スクール事業」も
「例年通り」で、まだ続いていたかもしれないのです。
【教育課題について】
教育課題については、言い方は悪いですが、面従腹背です。
もちろん、理想は、わたしたちの思いが管理部門にとどいて
適切な教育施策が行われることですが・・・。
もっとも大切なのは「現場に決定権がある」こと。
いかに、自分がめざす教育をなしとげるのか。
したたかに。
教育に正解はないんです。
もちろん、根本に「人権」という考え方は必要ですが、
それぞれ一人ひとりの教職員の関わりが子どもの糧になっていくものです。
最近は、そんな教職員の関わりをできる限り標準化、画一化しようとするような感じです。
教職んの関わりが画一的なものであるということはどうなんだろう。
今を安定して過ごすために「指導」が必要なことや「ばしっ」とルールにするべきこともあるとは思いますが、まずは、教職員一人ひとりの存在もそのまま認められている、そんな職場をめざしたいですね。
最終的にはバランスの問題になりますが、
これをを常に問い直したいと思います。
今、このバランスが、「管理的」な方に傾いていると思います。
あと、教育課題で言えば、
40人以上の学級なんとかしたいなあとも思います。
インクルーシブな教育をめざすにあたって、
こえるべき、一つの課題です。
市のレベルで、なんらかの対応をしてほしいところです。
【現場の「文句」を集めること】
市教委との調整は執行部がしますので、
現場は遠慮なく「文句」を言ってください。
一人ひとりの文句が課題に昇華します。
「私のわがままでは・・・」とか
「仕事できていないのは私だし・・・」とか
そんなことは、考えなくてもいい。
1人の文句の裏には、必ず組織の課題があるのです。
たくさんの声(未組合員も含む)を執行部に届けること、
それが組合員さんたちの役割です。
あきらめずに、訴え続けましょう。
組織の力
前項で述べてきた、勤務条件課題や教育課題についての活動、組合が果たしている役割や、
そこにともにコミットすることの意味を訴えたいです。
とにかく、声をかけること
今日のぼくの話の中でなるほどって思ったことを、一度、自分のことばで語ってみてください。
他にも今日、各執行委員から報告される内容を聞いていただき、広めていただきたいです。
とはいえ、忙しい中では、できるときに、できることしかできません。
まずは、今、みなさんが組合に加入しているという事実が、
大きな力になっているということを確認しましょう。
そして、できるときに、できることを、少しずつ。
執行部メンバーが100歩ずつ進むより、組合員の多くが「半歩」進むこと。
1人の100歩より、100人の一歩です!200人の半歩です!
1年で1人に1回「組合ってあるねんけど」って言ってみる。
それを200人がいえば、なにかが起こると思います。
ともに、がんばりましょう。
- 新型コロナに関わっては、ワクチン接種のとりくみがいろいろなところで進んでいきます。高齢者が終わったら、教職員にもという話がでてきたりしているところもあるようです。
- 副反応がでることがあるようだけれど、仕事に影響しないだろうか。そもそも、いつ接種をしにいけばよいのだろうか。いろいろと不安なことがあるのではないでしょうか。府労連の存在、動きによって、そのあたりについても、制度として整備されていっているのです。今日はそのあたりを報告したいと思います。
- まず、国レベルでは、5月27日に、総務省通知(地方公務員についての新型コロナワクチン接種に係る考え方について)が発出されました。その内容をふまえ、大阪府は府労連に対して、 ワクチン接種・副反応に係る服務のとりあつかいを提案しました。新型コロナに関わる服務の取り扱いについて、次の内容を追加するというものです。
- 新型コロナワクチン接種」及び、「(8)副反応により療養する必要がある場合」は、必要な期間もしくは時間を職免対応とする。
- また、それに伴い、次のような確認もなされました。
- 2021年2月17日にさかのぼって適用すること。すでに、年休等で対応している教職員についても振りかえることになります。
- 新型コロナワクチン接種に伴う副反応が生じた場合、ワクチン接種に伴う副反応かどうかにかかわらず、職員に発熱等の風邪症状が見られること等から療養する必要があり、勤務しないことがやむを得ないと認められる場合は職免とされていましたが、今回の通知により、発熱等の風邪症状に関わらず、ワクチン接種との関連による症状(腕の痛み)等により、勤務しないことがやむを得ないと認められる場合も職免となります。
- すでに、接種が済んでいるが、ワクチン接種に関する確認書類の紛失してしまっているなどの場合であっても柔軟に対応します。
- 接種時における職免時間は、接種会場までの往復の時間や、待ち時間等も含む。
- 以上の内容は大阪府立学校において、確認された内容です。では、市町村は?この動きをふまえて、やおきょうそと市教委の間で確認することになります。
- 確認ができましたら、情報提供をいたします。
- さて、このような形でわたしたちの勤務条件は国と日教組、府と府教委、市と市町村組合の間で、話し合いがされます。でも、こんなコロナのことだし、ほっといても、国や府は動いたのだろうか?最終的な答えはわかりませんが、そもそも、コロナの対応で自分の子どもの養育のための職免等の場合、その運用面で現場と市教委の間で認識のずれがあったりしましたが、そんなことは組合がなければ、泣き寝入りだったと言えます。
- 国や府にとっては残念ですが、「言われなければ、やらなくてもいい」と考えている可能性もあります。労働組合がいるから、「これをやらなければ」という意識になるという部分もあります。
- 今回の例で言えば、接種会場までの往復時間、待ち時間も含むことの確認、すでに接種済みのときの書類の要否などは、労働組合がなければ、確認されなかったことだと言えます。通知だけが各学校に送付され、各校長によって判断がわかれ、最終的に締め付ける方向での対応となることが多いです。
- 実態としては、土日も対応されているので、学校を休んで接種にいけるかどうかは難しいところがあるかもしれませんが、この制度があるということを知っておいていただくことで、あなたのまわりの教職員が助かる場面があります。細かいことまでは覚えられるものではありませんが、「ワクチン接種に職免」くらいのことで頭の片隅にとどめておいてください。
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